こんにちは、サナです。
新NISAが始まって半年ほど経とうとしています。
だんだんと投資初心者を煽るような(?)X(Twitterといまだに呼んでしまう…)が増えてきたような気もしています。
NTT【9432】の連日の下げや、NVDAの爆上げなども話題になっており、その波に乗っている方も乗れていない方も、このままの投資方針でいいのかしら…と不安を覚え始める頃ではないでしょうか?
ということで、今日は私が新NISAで何を買っているのかについて書きたいと思います。
もう始めている人も多いかと思いますが、ご自身の投資戦略を考えるor考え直すきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
投資信託か個別株か?
私は新NISAでは『インデックス型の投資信託しか買わない』と決めています。
その理由は2つあります。
- 再投資をファンド内でやってくれるのでNISA枠の消費が最小限で済む(運用資産の最大化)
- 上限の1800万円に達するまで途中で現金化するつもりがない(長期投資前提)
一つずつ解説します。
まず、制度として、新NISAの非課税枠は1人1800万円(簿価=ざっくり言えば買った値段)までと定められています。
投資で得られた利益(配当や売買益)は再投資することで、複利の効果を最大限に発揮させ、資産を増やしていくということが、基本的な資産形成の方法となります。
投資し始めた方はそのような方針で投資金額を増やしていくことが多いのではないでしょうか?
そのように考えると、個別株やETF持っていると、配当金が支払われます。
その配当金を使って再投資すると、新たにNISA枠が消費されてしまいます。
一方、投資信託は再投資に設定しておくと、簿価はそのままに再投資分についても元本に充てられるため、複利の恩恵を最大限に受けることが可能です。
具体的に言えばこんな感じ。
*個別株やETF
元本100万円→配当金10万円再投資 枠消費110万円
*再投資型の投資信託
元本100万円→配当金10万円はファンド内で再投資 枠消費は100万円
といった具合です。
ただ、毎月配当金がもらえるのはとても嬉しいことで、これぞ不労所得・・・!という形で、
投資のモチベーションにもなるかと思います。
ただ、個別株にはゾンビ化リスクが常にあるため、損切りしたいときに損益通算ができない新NISA口座は不利なのでは、ないかと思っています。
そのため、お遊び(サテライト)の個別株や、ETFは特定口座で運用しようと考えています。
私にとって、配当金は、ちょっとしたお小遣い感覚で、投資モチベを上げてくれるもの!
あくまでサテライトの位置付けとして、楽しんで投資したいと思っています。
次に、長く投資をし続ける前提という観点から説明します。
特に、個別株をやる場合ですが、仕込みのタイミングと利確のタイミングがそれぞれあります。
値下がったタイミングで購入し、根上がったタイミングで売る、キャピタルゲインを取っていくという方法です。
新NISAでは、売却後に非課税枠が復活しますが、それは売却時からではないという縛りつきです。
そうなると、売却したいタイミングを図りながら、買いたいタイミングで枠があるのかどうかわからない、というリスクがあると考えたのです。
したがって、タイミングを読む必要のある個別株は私の投資スタイルと新NISAの制度上、あまり向いていないなと考え、インデックス型の投資信託のみを購入することを決めました。
機動的に売りタイミングで売って、買いタイミングで買えるのかな〜?と不安になり、
であれば、自動買い付けの投資信託のほうが精神的なコストも時間的なコストも払わずに市場に居続けられそう!と自己分析の結果、考えました。
そこまでの胆力が私にはないかなと判断しました。
新NISAの購入方法
次に、新NISAの買い方について説明します。
私は、「月1積立」派です。
理由は2つあります。
- クレジットカードのポイントが欲しいから
- 時間分散がしたいから
まず、クレカポイントの話です。
私は楽天証券を利用しているため、楽天カード積立+楽天キャッシュ積立をすると、0.5%分のポイントが貯まります。
(無料の楽天カードを利用しています。)
月15万円積み立てると、750円分のポイント還元を受けられることになります。
月にすると大したことないですが、年9,000円、新NISAの枠を埋め切る10年間と考えると、
9万円分のポイントがもらえることになります。
投資は上がり下がりがありますが、確定で9万円もらえるのはかなりありがたいのではないかと思います。
楽天では残高に応じてポイントがもらえる『投信残高ポイントプログラム』というのもあるのですが、ポイント数が細かすぎて、あまりよく調べていません。
ご興味のある方は楽天証券のHPにてご確認ください
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/rfund/guide/zandaka_program/
次に時間分散の話です。
新NISAが始まったとき、「年初一括投資」が声高に言われていたのを覚えておられるでしょうか?
株式市場は右肩上がりなので、早く種銭を入れて市場に晒したほうが増える、という理屈です。
私も、頭では一括投資で運用した方が良いとはわかっているのですが、やはり心理的に怖いです。
100万円単位を手動でぶっ込む、、、というのは、精神的な負担が大きいと考えました。
なので、月の積立額も15万円と設定し、精神的に自分が許容できる範囲内での積立をすることにしています。
楽天カードと楽天キャッシュ併用時の上限が15万円だったということも大きいです。
胆力のない庶民に寄り添ってくれる楽天さんありがとう…!
胆力のある方は、あくまで理論上、年初一括投資の方がリターンがいい可能性が高いですので、
そういう方はトライしてみてください。
新NISAで何買ってる?
次に、新NISAで何を買っているかについて説明したいと思います。
私はアセットアロケーションの考え方を用いて、株式・債券・REITをそれぞれの地域別に分けて運用しています。
下の表が15万円の行き先となっています!
株式 | 日本 | ニッセイTOPIXインデックスファンド | 10,000 |
楽天・日経225 | 10,000 | ||
米国 | 楽天・VTI | 17,000 | |
楽天・VYM | 6,000 | ||
楽天・S&P500 | 20,000 | ||
iFree NEXT NASDAQ100インデックス | 14,000 | ||
iFree NEXT FANG+インデックス | 2,000 | ||
新興国 | iFree NEXT インド株インデックス | 2,000 | |
全世界 | 楽天・オールカントリー | 25,000 | |
債券 | 外国 | ニッセイ外国債券インデックスファンド | 30,000 |
REIT | 日本 | eMAXIS Slim 国内リートインデックス | 6,000 |
先進国 | eMAXIS Slim 先進国リートインデックス | 6,000 | |
分け方について、株式と債券の割合は現金預金も含めて、
株式:債券+現金 = 7:3になるように定め、これまでのつみたてNISA(2023年までの制度)の実績も加味して、こうしたバランスにしています。
こう見ると、アメリカ偏重かなとも思いますが、やはりアメリカの資本力や起業家のパワーというのはまだまだポテンシャルがあると感じているので、ややアメリカに肩入れしつつも、このようなバランスです。
ちなみに、7:3というのは、100ー年齢が安全資産のパーセントにすると良いと学んだからで、
結構保守的な運用なのかなと思っています。
現時点では、投資比率50%くらいで、今後数年かけて7:3を目指していく計画です。
終わりに
今後、サナは育休に入り、月の収入がかなり減る予定です。
育休中にも積立ができるように、手当を大事に貯めつつ、引き続き、これまで貯めてきた現金預金も取り崩して投資に入れていく予定です。(手元現金は生活防衛費として200〜300万円のつもり。)
となると、月15万円の積み立てをキープできない可能性が大ですが、その場合は割合は変えずに金額をスケールダウンするつもりです。
(生活費はこれまでの夫婦貯金+夫に頑張って出してもらう予定です・・・w)
みなさんが良い投資ライフを送ることができ、楽しく資産形成ができたら私も嬉しいです。
一緒にFIRE目指して頑張りましょう。
ここまで読んでいただき,ありがとうございました.